思い切り没頭したあとは、モノの見方を変えてみよう。
 
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【2006.02.24 Friday 】 author : スポンサードリンク
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男の欲望に関する考察
かなり古い話なんだろうが、知人のblogを見ていたら、スカートの中を盗撮したということで巡査部長が逮捕されたというニュースが取り上げられていた。

ふーん。
警察官が関わっているというだけで、特別なニュースではない。
ぼんやり見ていたら子供の頃のことをふと思い出した。

こうした事件があったときだったと思うが、母親が、
「奥さんがちゃんとしていないから、こういうことが起きるんだよ」
みたいなことを、ひとりごとでもなく、私に言うのでもなく、つぶやいていたのを突然思い出した。

「痴漢の変態おやじとその奥さま」にどういう関係があるのか、まったく理解できなかった。たぶん小学校3、4年だっただろう自分は、そのときの、わけのわからないニュアンスを妙にありありと覚えていたのだ。

で、突然だが、人生の後半に差しかかった今、このときの母親の言葉の意味がわかるのか、といわれると、なぜかはっきりしない。なぜはっきりしないのか、というと、自分も含めた男一般の生理の特性が、自分自身、はっきりと見えていないためなんだろうと思う。

ひとつのモデルを考えてみる。仮に「コップ男」モデルという名前を付けてみる。

男の性的欲求は、コップの中に入った水のようなものだとする。下世話な言い方だが、「たまっている」とか、「抜く」とか言われるのも、こうした液体をイメージしたものだとは思うので、まったく奇想天外なイメージではないだろう。

さて、コップのフチをぐるりと、0時から24時までの、24時間に似た目盛りがあるとしよう。水は、あふれるとき、どこから流れるかわからない。何時の方向から流れるかで痴漢になったり、恋人との愛になったり、ロリコンに流れる、という風になると考えてみる。

人によってクセがあり、いつもロリコンに相当する午前3時あたりから流れる人もいれば、午前8時10分の痴漢のところから流れる人もいる。

妻や恋人は、コミュニケーションがうまくいっている限り、このコップに手が届くところにいて、好きなところから水をこぼすことができる。コミュニケーションがうまくいっていないと、まったく勝手なところから水がこぼれてしまうこともある。流れだす方向が悪いと、事件が発生したりする、ということもあるかもしれない。

あのとき母親が言いたかったのは、ひょっとして、この「妻」の役割の大切さ、ということだったのだろうかと思う。もう70歳をとっくに過ぎたので、この話、覚えているのだろうか。父親が亡くなって、もう20年以上も時がすぎた。

このモデルには、たしかに納得できるところもあるのだけど、完全に納得できるかというと、そうでもない。そもそも、このコップは、妻のものでも恋人のものでもなくて、この男のものなのだから。

さて、話はまた警察官の話に戻る。
人々は、警察官になにを期待しているのか。そして、この記事をわざわざ書いた記者や掲載したマスメディアの組織は、なにを期待していると思う? 警察官という職業についているから、きっと、自分のコップの管理をちゃんとやれるはずだ、と確信している?それが人々の共通認識?あるいは、「警察官も人の子だよね」と言ってなごむのか?

コップ男のモデルを信じ、ある日、僕の母親の言ったことまでも信じてしまうと、悪いのはこの警察官だけではなくて、この巡査部長の妻も悪い、ということになってしまう。ひょっとして、上司も、なのか?

うーん、いくら考えても、すっきりとは納得できない話、なんだよな。マスメディアは、なんの目的で、こんな話を取り上げているのだろう、深く考えもしないで。
【2005.04.15 Friday 11:17】 author : katz
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