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【2006.02.24 Friday 】 author : スポンサードリンク
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googleって根っこは日本の製造メーカーと同じ?
梅田望夫さん「Googleの本質は新時代のコンピュータメーカ」


ふーむ。実にスリリングなアーティクル。

SNS、blog(googleが買収したblogger)、Gmailなどなど、目に見えているサービスはある意味表層的なもので、この会社の強みは、「サービスの製造装置/運用設備」である独自構築のlinux分散コンピューティング環境なんだ、という認識、かな。

これは、非常に重要なことを含んでいたりする。

こうした分散コンピューティング環境がない企業の場合は、いかにしてgoogleと戦って負けるようなところに出ていかないか、ということが今後のチェックリストに入ってくるようにも読めるし、後発でYahooや楽天を追い越そうということを考えている人がいるとすると、どこから考えていけばいいかという筋道を示しているようにも思えます。

卑近な言い方をするとですね、ビンビンのクラスターマシン群をチューニングできるまっとうなkernelハッカーを雇え、ってことであったり、高機能な独自管理ツールを開発して(なおかつ、それを外部発表することなく)、少人数で数万台のlinuxシステムを一元管理せよ、ってことになる(のか)??


10年以上前の話ですが、ソニーのある製品プロジェクトを担当している人と話をしていたとき、「他社に真似のできない製造設備を作り、それを外部に出さないというのが自分の思う強さだ」という話を伺ったことがあります。

大中小を問わず、日本の製造メーカーには、オープンに販売されているものを組み合わせてそのまま使う(オープンアーキテクチャ)のではなく、自社独自の追加機能やソフトウェアを製造設備に追加して、それを製造ラインの中で上手に使うが、その製造ノウハウは外部に出さないという考え方がごく一般的にあります。

100人以上の規模の、成功している製造メーカーの社長だと、たいてい、そういう考え方をしていたりします。それは、「製品やサービスを安く提供する」目的であったり、他社の真似のできない付加サービスを提供する目的であったり。

googleはかなり大きな会社だと思いますが、根っこの部分では日本の中堅製造メーカーに似た感じで、インテグレートされた「マシン群」を製造設備として「核」に据え、その周辺に、大学やその他の研究機関の研究室に直結した才能を集め、実験的なプロジェクトの中から面白いものが生まれてくると、それを「核」に取り込んでいくようなイメージ、でしょうか。

「核」の部分だけだと、当然ながら「核」は人に渡さない、ということも含めて、日本のある程度の製造メーカーに非常に近い感じがしますが、それだけでないところが非常に特異な感じがします。

見え方がすっかり変わってきました。ありがとうございます。

追伸

インテグレートされたマシン群、とはいっても、一台一台はすごく安いものみたいです。これは2000年にJim Reeseさんが投稿したインテルのEtherExpressというネットワークコントローラについてのトラブル回避情報だったりするのだけど、2000年の時点で低価格チップセット810Eのマシンだけで6000台がgoogleで動いていたということ。

教訓

やっぱ、マシンは安くてもいいから、若者は(じじい/ばばあも含めて)linuxだよね、ってことです(たぶん?)。
【2004.04.06 Tuesday 13:21】 author : katz
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【2006.02.24 Friday 13:21】 author : スポンサードリンク
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